声掛けひとつで子どもの態度はコロッと変わる。
うちの塾生の中2のC君。
すごい気分屋。
これをしなさいねと言って、
中2計算ミニドリルを渡しても、
計算問題をじーっと眺めて
「分からへんからやめた。」
ならばと、もう少し簡単な計算(中1、正負の四則計算)に変えてあげても、
反応はやはり同じ、二度としようとしない。
これじゃあイカンということで、
気持ち新たにして、英語の教科書本文の音読練習、
すると
「俺は読めるからせえへんでもええねん。」
「へーそうなんや。一度聞かしてもらってもいいかな。」
しかし読ましてみると読めない。
ふーですね。
一度気分を害すると、それ以降は
机にじーっと座って時間の経つのを持っている。
今日はやる気が出ないのなら帰ったらと言っても帰らない。
ほんと困ったちゃん。
どうしたものか、お母さんも悩んでらっしゃいます。
しかし期末テスト10日前、
彼の気持ちに少しの変化が表れました。
テスト勉強少しはガンバろかなっていう気持ちが出てきたみたいです。
率先して学校提出物をやろうとします。
今がチャンス!
思い切って、塾長さんの彼への対応を変えました。
どう変えたかというと、
一切こちらからこれをしなさいと言った命令口調はやめました。
そしてまたこれをしないといけないやろという言葉も封印しました。
アカンという言葉も一切使わない。
これをしやなアカンやろなと思ったときは、
どうする?一度やってみるか?やった方がいいかもよ。
というようにこちらが提案をするかたちをとって、
彼に決定権を与えました。
昨日と今日、どちらも3時間授業でした。
彼は通常週3回各2時間授業を受けています。
しかし正直なところ集中して2時間がんばったのは数えるほど。
その彼が昨日、今日と3時間授業をスムーズに勉強をしました。
驚き桃の木山椒の木です。
英単語の覚える練習もしました。
国語古文「徒然草」「漢詩」の音読もしました。
あと学校提出物も国語と理科と数学も仕上げました。
何とその上に塾ワーク英語と数学にも取り組みました。
スゴイ変化です。
彼のしようとすることに関して、
決して否定しない、ダメと言わない、
いいね、だけどここはもう少しこうすればもっと効果があるよ、
といった声掛け、励まし、
そして一つ一つのノルマを達成したときには、
少し大げさにほめてあげる、
いいね、よくがんばったね、すごいな!
ほめられて嫌な気にはならないでしょう。
ただし見え透いたほめ言葉でなければ。
残り1週間のテスト期間があるが、
この調子で彼を上手にほめまくろうと思っている。
今回のテスト勉強が今までの中で一番がんばったと実感させてあげたい。
そしてテスト結果が今まで以上の成果を出させてあげたい。
それが今の塾長さんの正直な気持ち。
今日は彼の超苦手な「地理」の勉強予定、どう工夫しようかな。
お楽しみだ。
おまけ。
中2の決して凹まないAくん、
体調崩して今は最悪の状態、早く元気な君になってくれ~
御拝読ありがとうございました。
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