今日は小5のR子ちゃんのお話。
「割合」のお勉強。
まず、「割合」というのはもとに対して~倍のことだと確認します。
写真①、
35%なら割合は0.35、
だからもとの0.35倍なんだと説明すると、
キョトンとしたお顔。
イメージできないんでしょうね。
数字を変えて、
200%を割合になおすといくら?
「2」と答えるR子ちゃん。
そうだよ、「2倍」
だから50gの200%は何gですか?
「100g」
そうですね。
だけどどうして100gなの?(しつこく聞きます)
「割合が2倍だから。」
そう、整数倍ならみんなすんなり答えることができます。
だけど小数倍や分数倍になるとしっくりこなくなります。
写真②
ワークの問題に
「□gは400gの18%。□の値はいくらでしょうか」
っていうのがありました。
R子ちゃん、
何かぶつぶつ言いながら
(もとの量が・・・で比べる量が・・・割合が・・・)
400×0.18の筆算をして72g
正解ですね。
だけど、だけど、
塾長さんはこれでは満足しません。
R子ちゃん、ただ公式に当てはめて解いただけ、
割合、百分率のことを実感として分かっていないと判断しました。
だから、R子ちゃんに聞きます。
400gの1%はいくら?
瞬時に4gって答えれば合格です。
R子ちゃん、
「えっえっ?」
慌てます。焦ります。かわいいです。
400×0.01を頭の中で計算(筆算)しているかもしれません。
1%は割合で言えば0.01倍、
だから400gを100で割ったらいいだけ。
じゃあいくら?
「そっか、4g?」
そうですね。4gです。
では、問題の18%は1%の何倍かな?
「18倍。」
じゃあこの問題は4×18と計算してもいいね。
これなら暗算でできるでしょ、R子ちゃん。
「うん、できる。」
答えを出した後
R子ちゃんと一緒に、
4×18と400×0.18の計算を見比べて、
どちらが簡単かな?って確認します。
「4×18!」
でしょ!
これからはこういった計算式で求めることもできるようになろうね。
但し写真③の計算の仕方もできるようにね。
お次の問題は
「ヒロミさんは本を24ページ読みました。
これは本全体のページ数の20%にあたります。
本全体のページを求めましょう。」
真面目なR子ちゃんは、
またまたぶつぶつ言いながら
(もとの量が・・・で比べる量が・・・割合が・・・)
□×0.20=24だから、
□=24÷0.20かな?
ストップ!
一旦停止!
ここでまたまたお邪魔虫君の塾長さんの登場。
20%の割合は?
「0.2倍」
よろしい。
0.2を分数に変えるといくら?
「んーと1/5かな?」
そうです。よくできました。
図で描くとこうかな。(写真の上の部分参照)
だから全体○5個の1個分が20%、
このことを説明。
じゃあ、この問題ってどう計算すればいいのかな。
「塾長、〇5個が全体になるの?」
そうやろな。そう思うけど、違うかな。
「そうか。」
R子ちゃん、
24×5で答えを出しました。
割合の概念ってむずかしいです。
「割合」「歩合」「百分率」
「もとにする量」「比べる量」
どういったときが掛け算で、そして割り算になるのか、
公式で覚えようとすると、
頭の中はサラダボール状態でごちゃごちゃでしょう。
しっかり絵図を使って視覚からまず納得していきましょう。
また、
1%、10%、20%、25%、50%などは
全体のどれだけのことなのか、
絵図を使い、そしてできれば分数でしっかり納得しましょうね。
今日のひとこと
「人の一生とは、その人が人生をいかに考えたかである」
マルクス・アウレリウス
塾長さんの人生、
これからもいろいろな絵図を描いていきます。
楽しみです。
御拝読ありがとうございました。
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