中3のSくん、
昨日の授業ノルマが終わってまだ30分の時間があったので
「残り30分、何か勉強しようか?何がいい?
どんぐり問題でもいいし、漢字でも、社会プリントの復習でもええで。」
少し悩むSくんに塾長さんはさらに言う。
「頭鍛えるんやったらどんぐり問題。
漢字にしても社会にしても
覚える作業で頭がようなることはないからな。
単に覚えるだけの作業に頭の良し悪しは関係ないよ。」と。
Sくん
「どんぐり問題やってると頭痛くなるねん。」
この程度考えるだけで頭痛くなるんか。
もっと頭鍛えやなアカンなと思いつつ、塾長さんは言う。
「頭使ってる証拠とちゃうんか。まあ、なんでもええけど。」
「どんぐり問題する。」とSくん。
「わかった。
次からノーシンかバッファリン用意しとくから、安心してどんぐり問題やり。」
ということで昨日のSくんが取り組んだどんぐり問題とその写真です。
問題
「<6MX74>毎度のことですが、ハム太郎はパンを齧(かじ)りながら午前8時半に家を出て分速120mの速さで学校に向かい、始業時刻の5分後に教室に滑り込み、アウトで遅刻でした。呆(あき)れた先生は、ハム太郎に「分速150mで来れば、始業時刻の5分前に着くので明日からは分速150m以上で走って来なさい」と言いました。ハム太郎の家から学校までは一体何kmあるのでしょう。また、ハム太郎の学校の始業時刻は何時何分なのでしょう。」
写真には3通りの解き方を載せています。
結局Sくん、ヒントをもらって何とか理解できました。
自分で「今、俺って頭使ってる。」
と自覚できることって素晴らしい。
しかし、本当に自覚できてるの?Sくん。
今日の一言
「人に物を教えることはできない。自ら気づく手助けができるだけだ」
ガリレオ
自ら気づいてくれないと何も始まらん。
御拝読に感謝します。
絵で解く算数文章問題通称「どんぐり問題」を
知りたいお方はこちらまでどうぞ。
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