算数文章問題が苦手な、
そう決めつけては失礼だね、Sちゃん。
最近できるようになってきたもんね。
だけど昨日は少しビックラポンと言おうかとても勉強になったよ。
そういう子もいるのかってね。
昨日のどんぐり問題に取り組んでいるときのことです。
まずは問題です。
「<5MX07、~倍の問題>
アリンコ小学校で今年もお砂糖集め競争が始まりました。
赤組と白組で競争したところ、
取った量は赤組は白組の3倍で、赤白の合計は 7.4kgでした。
では、白組は何g取ったのでしょう。」
そしてSちゃんの作品をどうぞ。
見ての通り絵図と解き方(左ページ)はグッドですね。
しかし答えを1850gなのに1.85gとするSちゃん。
悲しいかな単位間違い。
んー、塾長さんはSちゃん自身にこの間違いに気づいてほしい。
「どこかおかしいよ、Sちゃん」
「・・・・」
「絵図は合っています。計算も合っています。だけど答えは間違っています。」
なかなか気づかないSちゃん。
問題文の数字に赤線を引かせました。
気づかない。
赤線を声に出して読んでもらいました。
だけど気づかない。
んー、どうしたものか。
次なる作戦は、
右ページ(最初は左ページだけで仕上げていました)
に赤組と白組の砂糖の塊の絵を描いてもらい
その下に重さも書いてもらいました。
な、なんと赤組5.55g、白組1.85g、そして合計は7.4kgと書くSちゃん。
んだけど気づかない(気づかないからそう書くんでしょうね)。
そしてそして
5.55g+1.85g=7.4kgという式を書いてもらったが、
それでも気づかない。
強敵、強者、一筋縄でいかない難敵。
最終手段として
ホワイトボードに2cm+4cm=6mを書いた塾長さん。
Sちゃん、どこがおかしいかな?
やっと気づいてくれました。
どうしてここまで気づかなかったのか。
重さの単位があやふやなところがあるみたいです。
1kg=1000g、
このことがしっかりと身についていないことも一つの原因かもしれません。
もう一つは、
「見直し作業」、これの苦手な子は多いです。
もう一度確かめようねって言っても、
ほとんど確かめるというより、
自分の解いた軌跡を眺めるだけですね。
だから、
じっくり丁寧に一つ一つじっくりやっていく習慣を身につけましょう。
スピードはその次です。
御拝読に感謝します。
追伸;「絵で解く算数文章問題通称『どんぐり問題』」のことを
詳しく知りたいお母さんはこちらまでどうぞ。
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