「子ども手帳」の推奨
1週間、または1ヶ月の予定が書き込める
見開きの手帳に、
1、やるべきことを書く
2、終わったら赤で消す
3、消した分だけポイントを精算する
ポイントは
「1ポイント=1円」の小遣いに交換すること。
学校や学習塾のプリント類、
皿洗いやゴミ出しといったお手伝いで1ポイント。
テストで満点を取ったり、
習い事でのそろばんで昇級したらボーナスポイントを与える。
実践したお母さんのコメント。
以前はホワイトボードに書いていましたが、
手帳に残すことで成果が目に見え、
自ら計画を立てて実行するようになったと。
長女も「ポイントがたまったら『スタバ』に行きたい」と嬉しそうに語る。
この「子ども手帳」の仕組みは
一般財団法人教育デザインラボ代表理事、
石田勝紀さんが考案しました。
勉強会等で
「うちの子勉強しないのですが、どうしたらしますか」
といった相談が数多く寄せられ、
ならば
報酬(=ポイント)
といった「外発的動機付け」
(外からの刺激によってモチベーションを上げる心理学)
を応用できないかと考えて生まれたそうです。
この手帳を始めると、
最初はポイント欲しさで進めていくが
成績が上がって褒められるうちに
自発的に取り組むようになり、
3週間もすれば習慣化するという。
きっかけはポイントやお小遣いだが、
自分の成長を感じて
『内発的動機付け』に切り替わり、
勉強もお手伝いも継続的にするようになると言う。
これは生活習慣にも応用できます。
早起きの苦手な子には
「朝7時に起きる」=ポイント3倍、
「元気に挨拶する」
「ウソをつかない」
「後片付けをする」
などの道徳・倫理・秩序に関する
家庭の約束事も、
1週間守れたら、
ボーナスを与えるのもいい。
金品との交換に抵抗があれば、
ポイント数を
グラフ化するだけでも
十分達成感を味わえます。
この「子ども手帳』の使い方で注意することは、
「子どもの管理ツール」にしてはいけない。
あくまでも
子どもが自分で自分を管理するするものだということ。
そしてお仕事で忙しいお母さんなら、
週に1度、
欄外にコメントを書けば、
親子の交換日記としての役割も持てる。
最後に
発案者の石田さんの言葉を載せます。
「簡単なことからいいので
『やったら消す』を繰り返すことで
子どもの自己肯定感が上がります。
ハードルの低いものをたくさん書いて、
どんどんポイントにしていきましょう」
以上、
今朝の毎日新聞に掲載されていた記事を
まとめてみました。
「うちの子勉強しないのですが、どうしたらするようになるのかしら」
とお悩みのお母さん、
一度この「子ども手帳」に取り組んでみるといいかもです。
最後までお読みいただきありがとうございました!