「自立語」を教える前に
「文節わけ」を教えなさんな。
中学1年生の国語の教科書は
文法を説明するのに
「自立語」の前に
「文節わけ」を教える。
普通の子は
この時点で
文法がわかんないと言って
嫌いになる。
基準が曖昧であることが
原因である。
「文節」とは
「意味が通じる範囲で
なるべく細かく区切ったもの」
大体の国語教科書には
「文節」の説明がこうである。
この「意味が通じる範囲」が曲者
これって
人によって判断基準が変わるでしょ。
あと文節わけするときは
「ネ」を入れて切ろうねと。
例えば
「私は明日友達と公園で野球をする。」
という文なら
私はネ/明日ネ/友達とネ/公園でネ/野球をネ/するネ
となる。
これは納得するでしょう。
だけど次の文ならどうする。
「明日は晴れそうなんです。」
意見が分かれると思います。
一つ目は、
明日はネ/晴れネ/そうネ/なんですネ
んー、
二つ目は、
明日はネ/晴れそうネ/なんですネ
これかな?
三つ目は、
明日はネ/晴れネ/そうなんですネ
ム、これか?
四つ目は、
明日はネ/晴れそうなんですネ
ん~、これかも知れない
さてみなさん
どれが正解なんでしょうか。
ここで忘れてはいけないことは
一つの文節には
自立語は
一つしか含まなことがルールになっています。
だから
「~ネ」で分けたときに
その1文節には
1つの自立語しか含むことはできない。
このことが大事。
そういうわけで
「文節わけ」を教える前に
「自立語」を教えないといけないと
私は思う。
ただ、
正直なところ
「文節わけ」なんて
どうでもいいでしょうとも
私は思う。
今日は塾長さんの戯言でした。